「ある男」を読んで。。

映画化されている、「ある男」を読みました。

本は買わない

と決めている私ですが、FMでその内容を聞いていて無性に本が読みたくなり、買いました!

愛したはずの夫はまったくの別人でした。

というフレーズがまず目を引きます。

なぜ彼(谷口大祐)が別の人間になる必要があったのか?

弁護士(城戸)の目線で話が進められていくのですが、

本全体の内容から感じたのは、城戸本人の生い立ちなど、ちょっと前置きや伏線が長い気がしました。

興味もある本だったので、そこがちょっと残念で途中、読み飛ばした箇所もあります。

しかし、後半になっていくと、複数の男の人生が絡み合ってきて、

人が自分の人生(過去)を捨てて、生まれ変わっていく様が伝わってきて、どんどんその小説に入り込んで行きました。

私は、この「小説の中に入り込む」状況がとても好きです。

その時は時間も忘れ、周りの音も多分聞こえてないと思います。

本を読み終えて

私は、「平野啓一郎」さんの小説は初めて読みました。

なので、ほかにどんな感じの本を書かれているのか?わからないですが、

私は気になった作家の本は、続けて読む癖があります。

平野さんの本は、今度図書館で探してぜひ、読んでみたいと思っています(^O^)